
はじめに
2012年のプロ野球ドラフト会議で、巨人から1位指名を受け入団した菅野投手。入団後は1年目から大車輪の活躍で、1年目は13勝、2年目は12勝を挙げ最終防御率のタイトルを獲得しました。
その後も大活躍を続け、2017年、2018年には史上5人目となる「沢村栄治賞」を2年連続で獲得し、名実ともに日本1の投手となりました。
今回は、そんな菅野選手の筋肉について紹介していきたいと思います。後半には、菅野選手が球速アップのために行ったトレーニングも紹介していますので、是非参考にしてください。
菅野智之の筋肉
大学生時代からプロに入って、どれだけ菅野選手の体が進化していったのかを紹介していきたいと思います。

こちらは、大学4年生(東海大学)の時の写真です。今よりもかなり細いですが、この時にはすでに157キロを投げていました。首都リーグの通算成績は、37勝4敗、防御率0.57と圧倒的な成績を残しました。


これが現在の菅野選手の肉体です。腕回り、下半身すべて一回り大きくなっています。大学生の頃の写真と比べると、別人の様ですよね。現在、186cm 92kgですので、プロ野球界でもトップクラスの肉体となりました。
この体になった裏には、過酷なウエイトトレーニングがありました。菅野選手は、毎年地道にウエイトトレーニングを続け、この肉体を作り上げたのです。
後半は、菅野選手が行っているトレーニングの一部を紹介したいと思います。誰でも、どこでも簡単にできるトレーニングですので、ぜひ参考にしてください。
菅野智之が行う指先トレーニング
菅野選手は、ストレートの球速アップをアップさせるために、『指先』を徹底的に鍛えました。2kgのボールを指先だけで持ち上げるトレーニングをして、最終的には 2キロの重いボールを指先で50回持ち上げるのが限界だったのが、今は100回以上持ち上げられるまでに力がついたそうです。
指先を鍛える理由は、ボールを投げる最後の瞬間に、指先をしっかりとボールにかけて押し込むためです。 菅野選手は「弱いボールの投手はだいたい指先が伸び切っているんですね。そこでこの指先の力を、僕らは指力(ゆびぢから)と呼んでいるんですけど、そこを鍛えようということで、オフにはずっとトレーニングをしてきました」と語っています。
「指のかかりは間違いなく良くなっています。抜けたなと思う球でも、高めにスピンが利いたままいったりする。去年と違った感覚で(指先から)球が離れていく」
とも菅野選手は話しており、指先のトレーニングを重ねたことで 明らかに投げるボールが変わったそうです。
現に、そのシーズンの平均球速は前年と比べて2キロupしており、結果としても成果が現れました。さらに、菅野選手の指先トレーニングをオリックスの山岡泰輔選手が真似し、山岡選手も大幅に球速がアップしたという実績もあります。メジャーリーガーの前田健太選手も同様のトレーニングを積み重ねたことで「プロになれた」と語っており、このトレーニングの重要性が伝わったかと思います。
ここからは、詳しく菅野選手が行った指先のトレーニングを解説していきたいと思います。球速アップさせたい、強いボールを投げたいという方だけ見るようにしてください。
菅野智之流のトレーニング方法
まず、↓の2kgのボールを用意します。
それを指先だけで持って離す、掴むを繰り返します。詳しくは、↓の動画を参考にしてください。
このトレーニングを繰り返すことで、指先、腕の力が増し、ボールを最後まで押し込めるようになり、ボールを前で弾けるようになります。結果、球速アップ、ボールの質のアップにつながるのです。最初は数回しかできないかもしれませんが、繰り返し行うことで回数は上げていくことができます。
菅野選手も最初は50回が限界でしたが、重ねることで100回を超えられるようになりました。このトレーニングは、とにかく継続して行うことが大切です。
また、場所を選ばすこのボールさえあればいつでもどこでもできるので、本当にオススメです。2kgのボールは、硬いと指先でつかむことができないので、ゴム製の柔らかい素材を選ぶようにしてください。↓の物を買っておけば間違いありません。ぜひ、皆さんも“菅野流トレーニング”を試して、効果を実感してください。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、菅野智之選手の筋肉、実際に行っているトレーニングについて紹介しました。
今回紹介したトレーニングは、ピッチャーだけでなく野手も強いボールを投げるために必要なものですので、野球をやっている方すべてにオススメです。ぜひ試してみて下さい。
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