大谷翔平も実践した目標シート「マンダラチャート」とは?書き方からメリットまで詳しく解説
はじめに
MLBのロサンゼルス・エンゼルスに所属し、世界最高峰の舞台でも二刀流として活躍を続けている大谷選手。
2021年には、日本人史上2人目となるシーズンMVPとシルバースラッガー賞を受賞しました。今や、日本だけでなく世界中の人々から注目されています。
そんな世界的プレイヤー・大谷選手は高校時代「目標達成シート(マンダラチャート)」というものを作り、数々の夢を叶えていきました。
今回はそのマンダラチャートとは何か、大谷流のやり方まで詳しく解説していきます。この記事を読めば、マンダラチャートの書き方、大谷選手が成功した秘訣を知ることができます。大谷選手が作った実際のマンダラチャートも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
マンダラチャートとは
マンダラとは仏教に登場する曼荼羅(マンダラ)模様に由来するもので、曼荼羅とアートを組み合わせた造語のことを指します。
マンダラチャートとは、9×9の81マスで構成される目標達成ツールです。81マスの中心に達成したい「目標」を記入し、周囲のマス目一つ一つに、その目標を達成するために必要な「要素」や「アイデア」を書き出していきます。
すると、漠然とした思考が整理されて達成すべきことが明確になってくるのです。マス目を埋める過程で思考を深めていくことによって、たくさんのアイデアが生まれ、今までに考えたことがなかったような新しい発想を思いつくこともあります。
また、マンダラチャートを作成することによって、目標を達成するために成すべきことが視覚化されるため、頭の中だけで考えている状態よりも直接的に目標に向う意欲が湧き、努力や行動を起こしやすくなります。そして、効率的に目標に到達することが可能になるのです
紙と鉛筆があれば誰でもできることから、スポーツ界だけでなく様々なシーンで活用されています。
・マンダラチャートを使うメリット
- 目標を達成するためにうあるべきことが明確になる
- 様々なアイデアを発見できる
- 可視化できるので、モチベーション維持につながる
- 紙とペンがあれば始められる
大谷翔平が作った実物
こちらが大谷選手が花巻東高校1年生時代に作った実際のマンダラチャートです。中心には「ドラ1 8球団」という目標が書かれてあります。
その横にはそれを達成するために、どのような行動をしていくのかが書かれてあるのがわかります。見てわかる通り、マンダラチャートを作ると、目標を達成するために何をすればいいのかが明確になります。
夢や目標があるにもかかわらず、なかなか頑張れないという方のほとんどは「何をすればいいのかわかっていない」という人です。
歌手になりたいけど、何をすればいいのかわからないと、だらだら時間がだけが過ぎていき、いつの間にか夢を諦めてしまいます。
皆さんはそうはなりたくないですよね。そのためには、マンダラチャートを作って目標達成のために、今自分は何をすべきなのかを知ることから始めましょう。
大谷選手自身も「やると決めた目標はぼんやりと思い描くのではなく、紙に書くこと。具体的な数字や期限が目標達成の道しるべとなる」と、目標達成シートを書く重要性を語っています。
マンダラチャートの作り方
1 ノートを準備
先ほど紹介した大谷選手の目標シートのように、縦9マス、横9マス(合計81マス)のマス目を書きます。
ノートがあればできるのですが、正直1回1回定規を使ってマスを作るのは面倒ですよね。そのために「マンダラチャートノート」というのが販売されています。
このノートは↑のように、91マスに最初から区切られているので、いちいち線を引く手間がかかりません。手間がかかったら続かなくなってしまうので、今から始めてみようと考えている方は、こちらのノートをオススメします。
2 目標を記入していく
ノートを準備したら、中心のマスに、具体的なあなたの夢を書いていきましょう。大谷選手ですと「ドラフト1位指名 8球団」でした。
ここにはあなたが1番叶えたい目標を書くのですが、小さいことでも構いません。
例 お金を10万円貯める。
ここでポイントになるのが、夢は具体的に書くということです。単に「お金を貯める」だけだと曖昧で行動に結びつきにくくなってしまいます。
ですが、10万円と具体的に数字を決めると、やるべきことが浮かんできます。
目標には具体的な数字を入れると有効なので、「なるべく具体的な目標にする」ということを心がけてください。
3 達成するために何をしていくか記入する
目標を1つ決めたら、残りの大きなマス(8マス)に、それを達成するために何をするか具体的な行動を書いていきましょう。もし8個以上浮かんだ場合は優先順位をつけて、優先順位が高いものを選ぶようにしてください。
もし8個浮かばなくても焦らないでください。浮かばなかった場合は空欄でも大丈夫です。見返していくうちに思いつく可能性もあるので、空欄のままにしておきましょう。
例 真ん中の目標に「お金を10万円貯める」と決めた場合
それを達成するための行動「1日千円以上使わない」、「収入源を増やす」、「無駄遣いを減らす」などを8つ記入。
それが終わったら、次にその行動を実行していくためにどうしていくのか、さらに深掘りしていきます。
先ほどは、10万円貯めるために「無駄使いを減らす」と書きましたよね。次は無駄使いを減らすために「自炊する」、「タバコをやめる」などと具体的に書いていきます。
ここでもポイントは、具体的に書くということです。具体的であればあるほど行動に移しやすくなります。
また期日を設けるのも目標達成のために有効です。いつまでに〜をすると決めれば、目標達成の確率はアップします。
それを4つ書いたらマンダラチャート作成は完了です。
・書き方まとめ
- 目標は数字を入れて具体的に設定する。
- 空欄でもOK。完成させることが大事。
- 期日を設けると有効
マンダラチャートはTO DOリストとしても使うことができます。例えば、1週間のスケジュール管理として使う場合は、中心にその1週間で成し遂げたい目標を記入します。
例「1キロ痩せる」。
決めた後は、それを達成するために1週間どのように過ごすのかを8つ書いていきます。
先ほどのように、「1キロ痩せる」と決めた場合は「毎朝ランニング」、「毎日10000歩以上歩く」などと記入。
そうすると、1週間にするべき作業が明確になるので、何をすべきなのか把握しやすくなります。こういった使い方もあるということを覚えておいてください。
また、このように1週間ごとにマンダラチャートを作る場合も、マスが最初から書いてあるこちらのノートをオススメします。
線を引く手間が省け、めんどくさがり屋の人でも続けられます。
マンダラチャートの欠点
マンダラチャートを作ってみるも、何も効果がないという場合があります。
それは、作るだけで終わってしまった時です。これではもちろん何も効果はなく、もったいないので、必ず作ったマンダラチャートを毎日見返すようにしてください。朝見ると、その日1日目標シートに沿った行動ができるので、オススメです。
トイレや冷蔵庫に貼る、携帯のロック画面に設定するなどの工夫も有効的です。
マンダラチャートの例
ここからは、世の中の人がどんなマンダラチャートを作ったのか紹介していきたいと思います。
行き詰まった方や目標が見つからないといった方は、ぜひ参考にしてください。
・経営者
・人生の目標
・健康
・学生
・お金
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はマンダラチャートについて解説しました。目標を達成するための手段として、大谷選手以外の多くのスポーツ選手も使っており、色んなシーンで活用できるので、皆さんもぜひ作ってみてください。
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